12月1回目・白鐘直斗 夜会話 2013年01月20日 昔、お祖父さまに教わった事があります。“人は正体が分からないものほど恐れる”って。そして、手近なところに答えを求めてしまう。何も分からないよりは、平穏に過ごせるから。…そういう意味では皮肉ですね。町の人達が、この霧を毒ガスだと噂するのは。霧自体に害はないのに、“害があるもの”とした方が落ち着くんでしょう。→気持ちはわかる…ええ、そうですね。ガスマスクさえしていれば安全…そう信じ込む事で、平静を保てるんですから。>直斗は頷いている。→それでも騒ぎ過ぎええ、ですが仕方ない事かもしれません。僕だって、霧の存在を何も知らなければ、こんなに平静でいられたかどうか…>直斗は目を伏せている。→本当に害はない?恐らく大丈夫でしょう。僕ら自身が、その証拠です。メガネを掛けているので気にしませんが、テレビの中は霧で覆われてますからね。>直斗は落ち着いて微笑んでいる。(共通)警察にも協力してもらって、町の人達に呼びかけを行うつもりです。焼け石に水かもしれませんが…何もしないよりはマシですから。>たわいない話で、直斗と盛り上がった… PR